高卒フリーターも正社員就職できる?やばい末路を回避する方法!
高卒フリーターは若い内は問題ないものの30代、40代になっても続けているとヤバい末路が待ち受けています。
そこで今回は高卒フリーターの就職事情や、正社員に就職する方法などを紹介しています。
フリーターをやっている高卒にオススメの就職先や、続けるリスクも解説しているので参考にして下さい。
高卒フリーターも正社員就職できる?
結論から言うと、高卒フリーターをやっている方でも正社員に就職することができます。
特に10代から20代後半で高卒フリーターをやっている方は、正社員に就職するチャンスはかなりあると言えるでしょう。
人手不足が加速している日本では、若い人材は学歴に関わらず一定の市場価値があるからです。
1日でも早く就職活動をして、正社員に就職後にキャリアを積んでいけば、転職で大幅な年収アップも見込めるでしょう。
一方で30代以上の酵素とフリーターの方は、ある程度の努力をしなければ正社員就職は厳しい場合があるのも現実です。
高卒フリーターでも正社員就職できる理由
10代後半や20歳の若さでも社会常識がある
高卒フリーターでも正社員就職ができる理由の一つが、19歳や20歳といった若さで社会常識やビジネスマナーがある点でしょう。
大卒であれば22歳に新卒で就職して、そこから1~2年ほど働かないと社会常識やビジネスマナーは身につきません。
一方で高卒であれば20歳、21歳の時点で既に何年も働いて社会常識が身についた人材なので、企業から歓迎されます。
若さと社会常識が両立している人材は、今の日本では喉から手が出るほど欲しい会社が多いでしょう。
優秀な高卒も多いから
高卒で優秀な人材が増えているのも、フリーターから正社員就職がしやすい理由の一つです。
もちろん大卒の中にも優秀な人材はいるのですが、今は大半の学生が大学に進学しているせいで、中には優秀とは呼べない人材も増えています。
一方で高卒を選ぶ人の中には優秀な人材が増えており、スポンジのようにノウハウを吸収できる10代の内に働くことで才能を開花させている人も少なくありません。
例えばiPhoneを作った世界的に有名なスティーブ・ジョブズは高卒ですし、他にも高卒で世界を動かしている優秀な人材は多数います。
高卒でも採用されやすい時代になったから
1960年代頃には、製造業において「高卒採用」が大量に行われていましたが、時代を経て人手不足が加速している日本では高卒でも歓迎する企業が増えているのも理由でしょう。
実際、平成21年には91%だった高卒の就職率が、平成28年には98%に増加しています。
そのため、昔より高卒フリーターであっても正社員に就職できる環境が整っているといえます。
高卒フリーターが正社員就職しやすいおすすめ業種
次に高卒フリーターが正社員に就職しやすい業種を紹介します。
- 1位:製造業(製品の製造や加工、検査、設備制御など)
- 2位:営業職(法人営業、個人営業)
- 3位:専門職・技術職
それぞれの職種について、順に見て行きましょう。
1位:製造業(製品の製造や加工、検査、設備制御など)
製造業とは、製品の製造や加工、機械の組み立て、製品検査、生産設備の制御、機械整備、修理などの業種を指します。
正式名を生産工程職と言い、製造業と一口に言ってもさまざまな種類があるので以下に一覧にまとめてみました。
製造業の仕事一覧
区分 | 職業 |
---|---|
食品製造 | 畜産食料品、水産食料品、調味料、果物・野菜缶詰、砂糖、製粉・パン・菓子の製造 |
飲料の製造 | ジュース・缶コーヒー、清涼飲料、お茶・コーヒー等の製造 |
たばこ製造 | たばこの製造 |
飼料製造 | 家畜用飼料の製造 |
繊維工業 | 製紙・紡績・化学繊維・炭素繊維、絹・人絹・レーヨン・毛織物類、ニット類・染色類・ユニフォーム・シャツ類の製造 |
木材・木製品・家具制作・加工 | 製材・ベニヤ・合板・かご・木箱・たる桶・コルク・家具の製造 |
装飾品製造 | 障子・ふすま等の製造 |
パルプ・紙・紙加工 | パルプ・製紙・紙製品、段ボールの製造 |
化学工業 | 化粧品、化学肥料、無機化学工業製品、有機化学工業製品、プラスチック・合成ゴム、石鹸洗剤・塗料・インキ、医薬品製造 |
石油製品製造業 | 石油精製・潤滑油・グリースの製造 |
プラスチック製品 | プラスチック、プラスチック製品、電気機械器具の製造 |
ゴム製品 | 自動車、二輪車、自転車のタイヤやチューブの製造 |
印刷業 | オフセット印刷・製版・製本 |
ガラス・セメント | ガラス製品、陶磁器・レンガ・セメントの製造 |
鉄鋼業 | 製鉄・製鋼・圧延の製造 |
非鉄金属製造 | 銅・アルミ・亜鉛・鉛、電線・ケーブル・光ファイバー類の製造 |
金属製造業 | ブリキ缶・洋食器、作業・農業用工具、ガス機器、トイレ、ボルト・ナットの製造 |
生産機器製造 | 農業用機械(耕運機など)、建設機械(ショベルカー・クレーンなど)、化学繊維機械、食品用機械・包装機器、工作機械、半導体・FPディスプレイ、ロボット製造、金型の製造 |
はん用機器器具 | ボイラー、タービン、エレベーター、エスカレータ、歯車、軸受け、モーターの製造 |
業務用機械器具 | 複写機・コピー機、娯楽用機械・自動販売機、精密測定器、分析機器の製造 |
電子部品製造、電子回路製造 | DRAM・フラッシュメモリー・LSI等半導体、液晶パネル・プラズマディスプレイ、各種ディスプレイ用パネル、デジタル機器や携帯電話に使用される各種部品、コンデンサー、抵抗、HDDや磁気ディスク、パソコンなどデジタル機器用回路基板の製造 |
電気機械器具 | 電気溶接機、住宅用機器製造(エアコン・扇風機)、洗濯機・冷蔵庫・掃除機、電気照明器具、電池、医療用機械器具(CT・レントゲン装置ほか)電気・電子計測機器、光学機器の製造 |
情報通信器具 | 携帯電話やスマートフォン、ビデオ機器、デジタルカメラ、パソコンや外部記憶装置、液晶TVや表示装置、3D対応TVの製造 |
輸送用機械器具 | フォークリフト、航空機や航空機部品、航空機用原動機、機関車・電車などの製造、機関車・電車用部品、自動車や二輪車、自動車用部品や車体の製造 |
このように私たちの生活を支えている様々な業種が絡んでいて、日本経済の要となっているのが「製造業」の仕事です。
製造業は人手不足なので高卒フリーターや、社会人経験の少ないフリーターでも正社員として採用される例が多いです。
2位:営業職(法人営業、個人営業)
営業職とは、顧客に対してモノやサービスなどの商品購入を促す(=セールスを行う)仕事を指します。
大きく分けて法人営業と、個人への営業があります。
法人の顧客は株式会社や有限会社のほか、社団法人、財団法人を指します。
対する個人顧客とは、一般消費者のことで、個人に対して営業を行います。
なお法人営業は、ほぼ全ての業種に存在しますが、個人営業の場合は、ある程度業種が絞られます。
個人営業に多いジャンルとしては、不動産の販売や仲介、生命保険、銀行、人材業界、旅行代理店等が上げられます。
営業職の仕事一覧
区分 | 職業 |
---|---|
ルート営業 | BtoB(Business to Business)の営業職で、法人を相手に営業を行います。 |
新規開拓営業 | 企業や個人宅に飛び込み訪問で営業をかけたり、電話で営業先をつくる営業職のこと。 |
カウンターセールス | 旅行代理店や不動産賃貸会社など、個人営業職に多い内勤営業のこと。 |
技術営業 | IT、電子機器などの商品の知識を顧客に提供する仕事。 |
医薬営業 | 医薬品を販売する営業職で、通称MR(MR:Medical Representative)と言います。 |
海外営業 | 自社商品やサービスを、海外へ向けて販売する営業の仕事。 |
一口に営業と言っても営業をかける分野や、販売対象とする相手が全く異なります。
営業職に応募する場合は法人営業なのか個人営業なのかを調べて、入社後に「どのような営業活動」を行うのか確認しておきましょう。
飛び込み営業の求人もありますが、未経験で飛び込むのはハードルが高いので避けた方が無難でしょう。
総じて高卒フリーターでも正社員就職がしやすく、成果さえ出せば年収1,000万も狙えるのでおすすめです。
3位:専門職・技術職
専門職・技術職とは、高度な専門知識、科学的知識、医療技術、法律、芸術の分野で働く人を指します。
生産工程職や営業職に比べて非常にジャンルが広く、勤務体系や平均給与も、各分野によって大きく異なります。
「専門職・技術職」には、どのような仕事があるのか表にまとめてみました。
専門職・技術職の仕事一覧
区分 | 職業 |
---|---|
研究 | 研究者(理学、工学、医学、人文科学、社会科学、農学、林学他) |
開発技術 | 開発技術者(電気・電子・電気通信、機械、自動車、金属製錬・材料、輸送機器、食品他) |
農林水産技術 | 技術指導者(農業、畜産、林業、水産他) |
情報処理・通信 | ソフトウェア開発技術者、通信ネットワーク技術者、システム運用管理者、システムコンサルタント、システム設計技術者 |
医師・薬剤師 | 医師、歯科医師、薬剤師、獣医師など |
保健師・看護師 | 保健師、看護師、准看護師、助産師など |
医療技術 | 診療放射線技師、理学療法士、臨床工学技士、臨床検査技師、作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士、歯科衛生士、歯科技工士など |
社会福祉 | 保育士、 介護福祉士、 介護支援専門員、社会福祉士、精神保健福祉士、医療ソーシャルワーカー、社会福祉施設の心理カウンセラー、その他福祉相談、支援、各種指導員 |
法務職 | 裁判官、検察官、弁護士、弁理士、司法書士、土地家屋調査士他 |
経営・金融 | 公認会計士、税理士、社会保険労務士、証券アナリスト、中小企業診断士、ファイナンシャルプランナー、経営コンサルタント、アクチュアリーなど |
教育 | 幼稚園・小・中・高校学校の教員、大学教員(教授、助教授、講師)、専修学校の教員、職業訓練指導員、研修施設教員、各種学校教員 |
美術・デザイン | 画家、美術工芸家、彫刻家、デザイナー、書家、漫画家、写真家、映像作家など |
編集者・記者 | 作家(文芸家)、翻訳家、コピーライター、シナリオライター、新聞・雑誌・図書の編集者や記者、映画編集者 |
音楽家・舞台芸術 | 音楽家、舞踊家、ダンサー、俳優、プロデューサー、演出家など |
その他専門職 | スタイリスト、フードコーディネーター、料理研究家、アスリート、プロスポーツ選手、図書館司書、学芸員、行政書士、不動産鑑定士、アナウンサー通訳、調律師、調教師、カラーコーディネーター、アートディレクター他 |
専門職と言っても専門家の数だけ仕事があるので、数え切れないほどたくさんの業種があります。
最近は高齢化社会の流れを受けて、介護職や医療関係の専門職も高卒OKの正社員募集が増えてきました。
学歴よりも専門性の高いスキルの有無が重視されるので、他の職種でも高卒フリーターから正社員になることができます。
迷ったら自分の好きな製品を扱う企業や、興味のある部品や素材の製造業者の求人を探せば、「やりがい」をもって長く働くことができます。長く勤められるでしょう。
その他、高卒のフリーターが採用されやすい業界
ここまで紹介した業種以外にも、フリーターの高卒を対象とした正社員求人は以下の業界に存在しています。
- IT系
- アパレル
- 運送
- 飲食
- 美容
- 理容業界
- 医療や福祉業界
- 出版
- デザイン
- 広告業
一部資格が必要な業種もありますが、良く探せば働きながら資格取得が目指せる現場や企業もあります。
高卒フリーターで正社員就職を目指している方は、ぜひ上記の業界の求人も狙っていきましょう。
高卒フリーターが正社員になる4つのメリット
雇用が安定する
社会的信用を得られる
フリーターより月給が高くなる
責任のある仕事に携われる
高卒フリーターが正社員就職を成功させるポイント
1日でも早く「若さ」がある内に行動する
高卒フリーターが正社員就職を成功させるには、何よりも1日でも若さがある内に行動するのが大切です。
前述したように高卒フリーターで正社員就職ができるのは20代後半が一つのボーダーラインで、要するに年齢を重ねれば重ねるほど不利になります。
そのため、高卒フリーターで正社員就職をするには、若さがある内に行動するのが重要になってきます。
正社員になりたい意思を強くアピールする
高卒フリーターから正社員就職を成功させるには、面接で正社員になりたい強い意思を伝える必要があります。
なんとなく正社員になりたい、という甘い考えではすぐに辞めてしまいそうなので、企業は採用に及び腰になってしまいます。
具体的になぜ正社員になりたいのか、将来設計や目的も明確にアピールしていきましょう。
アルバイトの経験などを面接でアピールする
たとえアルバイトやパートの経験であったとしても、社会人未経験よりは評価されるので面接で積極的にアピールしていきましょう。
特に応募する仕事に少しでも関連する経験があれば、アピール次第で採用で有利になる可能性が高いです。
例えばファミレスの接客業のアルバイトから旅館の正社員に応募する際に、ファミレスでお客さんに行った対応や頑張って評価された経歴をアピールすれば、即戦力の人材と思ってもらえるでしょう。
希望する業種の就職に有利な資格を取得する
高卒フリーターが正社員就職を成功させるには、有利な資格を取得しておくのも効果的です。
IT系であればITパスポート、事務職であれば簿記検定など、関連する資格があると採用で非常に有利です。
絶対にこの仕事で働きたいという意思があれば、在職中に資格勉強をして、取得後に就職活動をしても良いでしょう。
転職サイトを活用する
高卒フリーターで正社員就職を成功させるには、転職サイトを活用して求人を探すというのも効果的です。
転職サイトは大手であれば数万件の求人があるので、その中には当然「フリーターOKの正社員求人」も存在します。
会員登録すると非公開求人を含む求人情報を検索できるようになるので、「フリーターOK」「学歴不問」などの条件を指定して、正社員の求人を探すと良いでしょう。
転職エージェントを活用する
高卒フリーターで正社員就職を成功させるには、転職エージェントを活用するのもおすすめです。
転職エージェントは、登録すると担当コンサルタントに自分の希望する条件の求人を無料で紹介してもらえるサービスです。
「フリーターOKの正社員求人を紹介してほしい」と伝えれば、自分のスキルや適正に合った仕事を紹介してもらえるでしょう。
その他、面接や応募書類のサポートも無料で行ってもらえるのでおすすめです。
高卒フリーターが正社員就職するまでの流れ
次に高卒フリーターが正社員として採用されるまでの流れをまとめてみました。
- 求人検索:転職サイトやエージェントで求人を探す
- 紹介:希望条件にあった案件の紹介を受ける
- 応募:希望する企業に応募(エントリー)
- 面接:各企業が実施する面接を受ける
- 内定:企業から採用予定者に「内定」が出される
- 就業:晴れて正社員として入社、就業開始
各ステップの内容を順に説明しましょう。
転職サイトやエージェントで求人を探す
まずはなんといっても求人を探すところからスタートしなければ、始まりません。
そのため、高卒フリーターの正社員求人が多い転職サイトや転職エージェントに登録して、求人を探しましょう。
転職サイトであれば自分で求人を探すことになりますが、エージェントであれば登録するだけで求人を紹介してもらえます。
会員登録は無料でできるので、登録するデメリットは特に無いので安心して下さい。
希望する企業に応募する
転職サイトやエージェントで気になる求人や、応募したい企業があればエントリーを行いましょう。
その際には履歴書や職務経歴書といった、応募書類が必須です。
酵素とフリーター向けの履歴書の書き方は記事の後半でも紹介していますし、転職エージェントであればコンサルタントから教えてもらうこともできます。
各企業が実施する面接や試験を受ける
求人に応募して書類選考が通れば、次に各企業が実施する面接や入社試験を受けます。
転職エージェントは無料で面接対策やアドバイスをしてくれるので、本番で100%の実力が発揮できるようになるでしょう。
また、面接日の調整も転職エージェントがしてくれるので便利です。
面接を突破したら「内定」が出される
面接を無事通過できれば電話やメールなどで結果が通知され、内定が出される流れとなります。
会社によっては採用担当との面接の後に、役員や社長との二次面接が実施される場合もあるでしょう。
残念ながら面接で不合格だった場合は、メールや書面で通知が行われるか、「連絡が無ければそのまま不採用」とする企業もあります。
面接後10日以上待っても連絡が無ければ問い合わるか、転職エージェントに結果を調べてもらいましょう。
なお、転職エージェントを通じて応募をした場合、本人ではなく直接転職エージェントに内定が言い渡されるケースも多いです。
晴れて正社員で入社して就業開始
内定が出たら、いよいよ担当者に「内定の承諾」を電話で伝えれば入社日から正社員として就業開始です。
返事は内定通知から、遅くとも一週間以内に行いましょう。
ただし、入社前に内定通知書や雇用契約書で労働条件を確認して、問題がないかチャックはしましょう。
企業と雇用契約を結んだ後だと、例えば求人と労働条件に差異があったり、提示された年収が低くなっていても交渉が難しいので注意して下さい。
現在働いているアルバイトやパート先があれば、入社日に向けて退職準備や仕事の引き継ぎ作業などを進めるようにします。
高卒フリーターが正社員就職する際の求人の注意点
完全週休2日制か週休2日制か確認する
高卒フリーターが正社員就職する場合、完全週休2日制か、それとも週休2日制かという点は必ずチェックしておいて下さい。
- 完全週休2日制:週に2回必ず休みがある
- 週休2日制:月に1回は週2回の休みがある
完全週休二日制と週休二日制の違いは上記の通りで、見ての通り連休の数に大きな差が出てきます。
断然完全週休二日制の方が、快適に働けるでしょう。
また、週休二日制は全ての企業ではありませんが、祝日は出勤、年間休日日数が80日、90日といった企業が多いです。
そのため、カレンダー通りに休みたい、年間休日が120日以上欲しいという方は、必ず完全週休二日制の求人を選んで下さい。
未経験者歓迎かどうか確認する
高卒フリーターから未経験業種の正社員求人に応募する場合、企業が未経験者を歓迎しているか確認して下さい。
未経験者を歓迎している求人は、入社後に未経験の人材が一人前になれるようOJTを実施していたり、マニュアルや社内教育が充実しています。
そのため、未経験であっても負担なく業務に馴染んでいくことができるでしょう。
しかし未経験を歓迎していない求人に応募して万が一採用された場合、研修や指導が期待できないので、一人前になるまで多大な苦労をするでしょう。
本当に正社員としての雇用か確認する
高卒フリーターで正社員に就職する際にある意味で一番注意するべきなのが、その求人が本当に正社員としての雇用なのかです。
世の中には正社員として応募しておきながら、実際は最初は契約社員での雇用で「1年後に問題がなければ正社員採用」「条件を満たしたら即正社員雇用」という求人が多いです。
このような求人は入社しても何かと理由をつけて契約社員のまま働かせますし、契約社員は正社員より解雇しやすいので、正社員募集で釣っておいて業績が悪化したらポイ捨てされるので要注意です。
酷い場合は正社員で募集していたのに、雇用契約の書類にしれっと契約社員で雇用する旨が書かれていたりするので、必ず正社員としての雇用か確認しましょう。
高卒フリーターが正社員就職するための履歴書の書き方
所得した資格や免許は全て書く
高卒で履歴書を作成する場合、大卒よりどうしても書く項目は少なるので、少しでも空白を埋めるためにも取得した資格や免許があれば全て記入してください。
履歴書に空欄が多いとそれだけでマイナス印象を与えてしまうので、志望動機欄と本人希望欄も充実させましょう。
志望動機の項目には自己PRや自分がどのような点で貢献できるのかを、本人希望欄には趣味や特技など個人としての特徴をPRしてください。
なお大学や専門学校を中退して最終学歴が「高卒」になっている方は、在学中にどのような分野を専攻していたのかを具体的に記入しましょう。
大学中退による高卒であっても学んだことは無駄になりませんので、過去に得た知識、専門分野が就職先で役立つ可能性は十分にあります。
テンプレートを活用する
履歴書の作成に自信がない方は、用意されたテンプレートを参考にしてください。
履歴書のテンプレートはネット上に数多く出回っており、無料で確認できます。
参考にすることで不慣れでもそれなりの履歴書が出来上がるので、書類選考で落とされる可能性が下がるでしょう。
転職エージェントを利用される方は、エージェントがくれるテンプレートを活用してもOKです。
過去の履歴書の使い回しはしない
履歴書の作成は調べることも多く、時間も掛かるので面倒な作業ですが、過去に作った履歴書を使い回すのは絶対に止めましょう。
住所や氏名、学歴などはそのままコピーしても構いませんが、よくあるのが記入日、志望動機、趣味や特技、本人志望欄がそのままなせいで矛盾が生じるケースです。
酷い場合は志望動機に前に応募した企業の名前が入っていて、書類選考で即落とされている人もいます。
人生を左右する就職活動で、些細なミスで本来は入社できたホワイト企業を逃すのは勿体なさすぎるので、使い回しはせず都度魅力ある履歴書を仕上げましょう。
就職に失敗する高卒フリーターの特徴
自分に自信がない
就職に失敗する高卒フリーターに多いのが、自分に自信がないというものです。
高卒フリーターでも正社員として採用してくれる会社は多いですが、自信がなさそうにオドオドしている人材を雇いたいと思う会社はありません。
また、高卒フリーターのメリットである若さに対し、明るさや社交性を求めている会社も多いです。
そのため、学歴で勝負できない高卒フリーターこそ、自信を持って明るく就職活動することが採用への近道となります。
求人を選り好みし過ぎている
就職に失敗する高卒フリーターは、求人を選り好みし過ぎているのも特徴です。
求人をある程度選り好みするのはブラック企業を回避するためにも大切なのですが、あまりにも条件が厳しいと永遠に就職先が見つかりません。
誰もが入社したがる好条件の会社は、当たり前ですが大卒や優れたキャリアを積んだ経験者も応募するので高卒フリーターではまず採用されません。
例えば土日祝日休み、年収500万以上、家賃補助がある、福利厚生が充実、昇給制度がある企業に就職したいのであれば、全てを満たした会社でなく1~2個目指した会社を探しましょう。
一般常識やビジネスマナーが備わってない
高卒の魅力は18歳から働くことで、若い内から一般常識やビジネスマナーを備えている点なので、高卒でビジネスマナーも備わってない人材は就職で不利でしょう。
ただでさえ高卒というだけでマイナス印象を持つ面接官もいるので、服装や髪型、敬語に問題があったり、面接での態度に問題があると採用はかなり厳しいでしょう。
一般常識やマナーに自信がない方は、就職活動をする前にマナー講座などを受講するのも手です。
資格さえあれば良いと思っている
資格があると高卒フリーターの正社員就職で有利なのは間違いないのですが、資格だけに頼っている人も失敗しやすいです。
資格を取得している人材はやる気があると評価されますし、無資格の人材よりも評価されるのは間違いありません。
しかし資格があっても実務が未経験だと、他に経験者の応募があればどうしても不利になってしまいます。
また、応募先の企業とあまり関係のない資格ばかりをがあっても、就職でほとんど評価されないので注意して下さい。
高卒フリーターが正社員に就職しない場合のヤバい末路
1億円の賃金格差で苦しむ
高卒フリーターが正社員に就職しない場合にはヤバい末路が待ち受けてると言われますが、その最たるのが一億円もの賃金格差でしょう。
正社員の生涯収入は2億円~2億5千万円と言われていますが、対するフリーターの生涯年収は6,000万円~1億円と言われています。
つまり税金を考えない場合、人生で自由に使えるお金に1億円もの差があるということなので生活に大きな差が出てくるでしょう。
40代、50代になってから雇用を切られて人生が詰む
高卒フリーターが正社員に就職しない場合、40代や50代になってからヤバいことになります。
具体的には雇用を切られた時に再就職ができず、人生が詰む可能性が高いです。
若い内はフリーターであってもすぐ次の就職先が見つかりますが、年を取るとだんだん採用されなくなります。
理由は明確で、同じフリーターなら若くて素直な20代や30代を採用するからです。
また、業績が怪しくなった時に真っ先に切られるのもフリーターなので、10年以上、低空飛行ながらも安定していたバイト先からある日クビを切られて、路頭に迷う可能性があります。
働けなくなった時に保障されない
高卒フリーターだと、万が一働けなくなった時に保障されない、あるいは保障されても少ない可能性が高いです。
正社員であれば仕事中に病気や怪我をして働けなくなった場合、傷病手当が支給されるのでなんとか生活することができます。
しかしフリーターは福利厚生や各種保障が正社員より乏しいので、働けなくなれば通院や治療費で困窮する末路が待ち受けているでしょう。
働けなくなった時に備えて自分で保険に入っておくのも手ですが、それすらフリーターだと審査に通らない事があるので、場合によっては生活保護を受けるしかないくらい詰んでしまうでしょう。
ローンが組めない、審査に通らない
高卒フリーターは社会的なステータスが皆無に等しいので、ステータスが大切になる住宅、車両ローンが組めません。
また、クレジットカードや賃貸の審査にも通りにくいので、人生を生きていく上で何かと不利です。
例えば結婚して子どもができた時に現金で一括払いでしか家や車が買えませんが、フリーターでそれだけの貯金をするのはほぼ不可能でしょう。
高卒フリーターでいる限り、息苦しい不便な人生を送り続けることになります。
高卒フリーターが正社員就職する方法や注意点まとめ
今回は高卒フリーターの方が正社員に就職する方法や注意点などを紹介しました。
高卒フリーターで就職を希望する場合、兎にも角にも1日でも早く行動することが重要です。
時間が経てば経つほど不利になってしまうので、臆することなく希望する分野の仕事を探して応募しましょう。