面接で好印象が残るテクニック8選!悪印象を与えるNG例も紹介
面接では採用担当者や面接官にどれだけ好印象を残せるかが、そのまま勝負の分かれ道になります。
日本はまだまだ能力よりも印象が重視されるので、立派な経歴や能力を持っていても面接で好印象を残せないと採用を勝ち取ることはできません。
今回はそんな面接で好印象が残せるテクニックを紹介しつつ、逆に面接で悪印象を与えてしまうNG例も解説しているので参考にして下さい。
面接で好印象が残るテクニック8選!
まずは面接で好印象が残るテクニックについて紹介していきます。
- 面接態度
- 話し方
- 表情
面接で好印象を与えるテクニックとしては、概ね上記3つに分類することができます。
面接開始時刻の10分前に到着する
古典的な手はありますが、面接開始時刻の10分前に到着するのは好印象を与えるテクニックの代表例です。
指定された面接開始時刻の5分前でも20分前でもなく、10分前がベストです。
「面接開始時刻ジャストに訪問するのがマナーでは?」と思っている人もいるのですが、面接開始時刻とは部屋に入って面接が開始する時間なので、会社側もその前に応募者が到着している前提でスケジュールを組んでいます。
10分前に到着しておけば面接官からも好印象ですし、待合室で待っている間に心を落ち着けることもできるなどメリットが多いです。
入室3秒間の第一印象に力を入れる
「面接は最初の3秒の印象で決まる」と言われているほど、第一印象は重要です。
そのため、入室時の第一印象で面接官に好印象を抱かせるのは、非常に重要なテクニックと言えるでしょう。
実際、心理学の研究で人の印象はパッと見た瞬間に7割~9割が決まってしまうことが判明しています。
面接の場合、採用担当者や面接官が最初の3秒で「この人を採用したい」と思うケースは少ないですが、最初の3秒で、「とりあえずこの人を採用するのはないな」と、不採用が決定してしまうケースは多いです。
面接において第一印象を決定づけるのはヘアスタイルや表情、服装、姿勢、立ち居振る舞いですので、そこに注力するのは非常に重要と言えるでしょう。
質問をされたらまず「はい」と答える
面接官から質問を受けたり、肯定する場合はまず「はい」と答えるのも好印象を与えるテクニックの一つです。
「そうですね」や「まあ」といった中途半端な受け言葉では、面接官にマナーがなっていない、不安という印象を抱かれる可能性があるので避けましょう。
明るい表情で元気にハキハキと「はい!」と答えると、面接官により良い印象を与えられるでしょう。
面接官の目を見てにこやかに話す
面接官の質問を聞いたり答える時は、目をしっかりと見ながらにこやかに話すのも好印象を与えるテクニックの一つです。
目をそらしたり、表情がぎこちないと「自信が無さそう」「何か誤魔化していそう」といったマイナスの印象を与えてしまうので注意して下さい。
自分の言葉で気持ちを込めて話す
面接で好印象を与えるためには、質問の答えを自分の言葉で話すのも一つです。
面接官の質問に答える際、あらかじめネットのよくある質問集で予習した内容を、一字一句違わず話そうとする人がいますが、面接官は1年で無数の応募者と接するので、テンプレの回答では自分の言葉でなく暗記してきた言葉だと一瞬で見抜かれてしまいます。
さらに口調もいかにも「暗記しました」というものなってしまうので、思いが伝わらず相手を納得させることはできないでしょう。
結婚式のスピーチを例に挙げると、メモに書いた言葉を棒読みしているスピーチは何の感動も覚えません。
結婚する相手のことを思いながら、自分の言葉で心に残るエピソードなどを話している人のスピーチは、しっかりと聞く人の心を捉えて感動を与えるでしょう。
採用試験の面接も同じことが言えるので、ある程度面接でよくある質問を予習して話す内容を考えておくことは必要ですが、丸暗記の棒読みでなく自分の言葉で感情を込めて話すようにしましょう。
結論から答える
面接官から質問をされたら、まず最初に結論から話すのも好印象を与えるテクニックの一つです。
質問に答える際にクドクドとまわりくどいことを話してから結論を言ってしまうと、面接官は段々イライラしてしまいます。
長所について質問されたときに、「私の長所は、何事も諦めずにやり遂げることだと思います。その理由は・・・」というように結論から先に話すと、話の組み立てがしっかりできる人材として好印象でしょう。
逆に「私は学生時代に剣道部に入っていましたが、そこで〇〇のような経験をして、▲▲な出来事があったので、忍耐強いのが長所だと思います」と回りくどい説明をしてしまえば、好印象とはならないでしょう。
語尾をはっきりと強く伝える
面接官に好印象を与えるには、質問に答える時に語尾をはっきりと伝えるのもテクニックです。
質問されたときには「はい、できます!」と語尾がはっきりしていれば面接官は「この応募者には仕事を安心して任せられそう」と思ってくれるからです。
逆に「大丈夫、です…」と自信なさげな語尾で答えると、面接官は「本当にこの人に任せて大丈夫なのだろうか?」と不安になってしまうので、語尾をはっきりと強く伝えるように心がけましょう。
準備してきた質問でも少し間をおいて答える
面接官の質問の中には、予め回答を用意していた質問もいくつかあると思いますが、少し間を置いてから答えるのが好印象を与えるテクニックです。
練習しているので、予想した質問がくると「やった!予想が当たった」とばかりに嬉しそうにスラスラと答えてしまう人がいますが、面接官からすれば予め予習していたことがバレバレです。
そのため、咄嗟の対応力を評価してもらったり、本音だと信じてもらうためには、スラスラと答えられる内容であっても少し考える素振りをして、間をおいて答えると良いでしょう。
ゆっくりとした口調で自信をもって話す
面接で好印象を持ってもらうには、ゆっくりと自信を持った口調で話すのもテクニックです。
面接では誰もが多かれ少なかれ緊張しているので、大半の人は早口になったり、途中でどんどん自信がなさそうになっていきがちです。
そのため、採用担当者や面接官に対して常に落ち着いた口調で自信をもって話せる人は、それだけで好印象を与えることができるでしょう。
面接中は無意識に早口になるので、「ゆっくり話そう」と意識して話すくらいで、ちょうど良い速さになるはずです。
面接の結果を左右する「第一印象」におけるテクニック
先ほど面接で好印象を与えるテクニックの一つとして第一印象に注意するというものがありましたが、非常に重要なので個別に掘り下げていきます。
まずヘアスタイルや服装ですが、自分が素敵に見えるかどうかよりも、採用担当者や面接官に好印象を与えられるかどうかを念頭に置いて選んで下さい。
また、面接を行う部屋に入室する際のノックや入室の動作、声の出し方も非常に重要です。
採用されるかどうかはその後の質問への答え方で決まりますが、質問をする前に不採用が決定づけられるケースは多いので、第一印象にはくれぐれも気を付けて面接に臨みましょう。
絶対にNG!面接で悪印象を与えるテクニック例
声が小さい
声が小さい場合、面接で問答無用で悪印象を与えてしまうので要注意です。
ノックをして面接会場に入るや否や応募者が「ボソボソッ」と小さな声で名前を名乗ると、その時点でほとんど不採用は決まったようなものです。
それだけ声の大きさというのは面接に大きな影響を与えますので、好印象を与えるテクニックの項目で説明したように、面接では明るく大きな声で発言ができるようにしておきましょう。
面接官からすれば何度も聞き返したくなるような小さい声で話す応募者を、採用したいと思いません。
学歴やキャリアのようにどうにもできないこともありますが、面接で「声を大きく出す」ということは誰にでもできることですので、他の人から声が小さいと言われことがある人は注意しましょう。
面接開始時刻の30分以上前に到着する
「面接には絶対に遅れてはならない」と張り切って、面接開始時刻30分前に会社に乗り込んでしまう人もいますが、これも好印象どころか悪印象を与えてしまうNG行為です。
遅れるよりはマシかもしれませんが、あまりに早く到着しても会社側が準備ができていないため、迷惑をかける可能性があります。
好印象を与えるために早く到着したのに、最悪の場合は「常識がない人だ」と悪印象を抱かれて落とされてしまいます。
ただし、電車が遅延することもあるので、最寄り駅には30分前~1時間前には到着しておきましょう。
面接開始時刻の10分前までは近くのカフェなどでリラックスしたり、面接対策をしておくのがおすすめです。
面接の指定時刻に遅刻する
言うまでもないことですが、面接の指定時間に遅刻するのは言語道断レベルで悪印象なので絶対にNGです。
大雪や地震で全ての交通機関が停止したような場合は遅刻しても仕方ありませんが、電車の遅延や道路の渋滞程度では遅刻の言い訳にはなりません。
また、筆者の経験上オフィスの場所がわからず遅刻する方も多いのですが、最近はGoogleマップなどで調べれば場所がわかりますし、普通の人は30分前には最寄り駅に到着してオフィスの位置を確かめているはずなので通じません。
面接に遅刻した時点で不採用はほぼ確定となってしまうので、面接当日は時間に余裕を持って出発し、あらかじめ会社の場所を確認した上で10分前を目安に到着しておきましょう。
面接官の質問に慌てて答える
面接官から想定外の質問をされた際に、焦って慌てて答えてしまうのも悪印象の原因となってしまうので注意しましょう。
面接官からの質問に対して即答できない場合は、その場で「少し考える時間をいただけますか?」とお願いし、30秒~1分程度考えてから話し始めるようにしましょう。
どうしても答える言葉が見つからない場合は、正直に答えられない旨を伝えるか、答えられる範囲で答えても構いません。
面接官は質問に対して完璧な答えを求めているわけではなく、応募者の人柄や可能性を見出したい場合もあるので、慌てずにリラックスして受け答えできる方が好印象になります。
専門用語や難しい言葉を使う
面接で悪印象を与えないためには、専門用語や難しい言葉を使わないようにするのも大切です。
応募者の中には、癖で面接時に専門用語や社内用語を使ってしまったり、スキルをアピールするためにわざと専門用語や難しい言葉を多用する人がいますが逆効果です。
特に社内用語は、社内では当たり前に通じるかもしれませんが、転職先からすれば意味不明な言葉なので、使用してしまうと常識がないと判断されて最悪です。
例えば自分がエンジニアで、面接の担当者もエンジニアの責任者といったような、専門用語を言っても確実に通じる状況であれば話しても問題ないでしょう。
しかし、通常の面接では専門用語でなく誰にでも通じるわかりやすい言葉で完結明瞭に答えるのがベストです。
嘘やごまかしを言う
「この程度のウソはついても大丈夫だろう」とたかをくくって、自分の能力を高く見せるために嘘をつくのも避けましょう。
その場ではわからないかもしれませんが、後でバレて内定取消になったり、入社後にボロが出て解雇される可能性があります。
面接で好印象を与えるテクニックまとめ
今回は面接で好印象を与えるテクニックや、悪印象を与えない方法などを紹介しました。
企業の採用試験の面接に臨むにあたって、好印象を与えるテクニックを使うことで内定を獲得できる確率が大幅に上がるでしょう。
また、当日はリラックスして、堂々と自信のある回答をしましょう。