転職活動は秘密にするべき!働きながらバレずに転職する方法!
働きながら転職活動をする場合、その大変さや不安から友人や家族、あるいは上司は同僚に相談したくなる人は多いです。
しかし、転職活動が会社にバレるとデメリットが大きすぎるので絶対に秘密にするべきです。
今回は転職活動を秘密にするべき理由を紹介しつつ、転職活動が会社にバレる理由や働きながらバレずに転職する方法を紹介します。
転職活動は絶対に秘密にするべき理由
上司や社長から悪印象になるため
転職活動を絶対に秘密にするべき理由として、まず上司や社長からの印象が悪いというものがあります。
今の世代は在職中に転職活動をするのが当たり前ですが、上司や社長の年代では仕事を辞めてから転職活動をするのが当たり前でした。
そのため、在職中に転職活動をしていることがバレると上司や社長の9割以上は悪印象を抱き、会社に居づらくなってしまうでしょう。
しかし、退職後に転職活動をすれば失業保険頼みで生活することになりますし、万が一転職が上手くいかない場合は収入0で仕事を探すことになるので最悪です。
職場には転職活動をしていることを秘密にしつつ、在職中に内定を獲得して転職をしてしまうのが最善でしょう。
会社からすれば快く思わないため
会社からすれば転職をされると今まで教育にかけた投資が無駄になりますし、新たな社員を探すために莫大な費用がかかるため、快く思われないというのも秘密にするべき理由です。
転職活動をしていることがバレれば、活躍しているほど引き留めにあってしまいスムーズな転職活動に影響が出てしまいます。
同様に転職活動をしていることを匂わせるのも良くないので、注意して下さい。
妨害やボーナス査定に悪影響が出るため
引き留めであればまだ良い方で、場合によっては妨害や嫌がらせを受けたり、ボーナス・給与の査定に露骨な影響が出るでしょう。
今まで仲間であっても転職をすれば他人、場合によっては裏切り者と見なされ、様々なパワハラやモラハラを受けるようになる人も少なくないです。
上司だけでなく仲間と思っていた同僚にまで手のひらを返されたような扱いを受けると、メンタルにかなり来るので転職活動にも悪影響が出るでしょう。
当然転職をすると言ってもパワハラや嫌がらせは違法行為なのですが、日本では未だに昭和のように転職をする相手に嫌がらせをする企業が跡を絶ちません。
秘密にしていた転職活動がバレてしまうパターン
同僚にバラしてしまった
親しい同僚であっても転職活動は秘密にした方が無難と説明したように、同僚が情報を漏らして会社に転職活動がバレるケースは多いです。
これは同僚に話した際にたまたま近くに他の社員がいて噂が広がったり、同僚が善意、または悪意で上司や人事に相談してしまうパターンです。
転職活動をする際はストレスや後ろめたさから誰かに話したくなる人は多いのですが、それ故に転職活動が会社にバレる理由のダントツ一位でもあります。
いずれにしても内定を獲得する前に転職活動がバレると、露骨に上司の対応が悪くなったり、仕事を任されなくなったりと、万が一転職活動を失敗した時に今の職場に残る選択肢が取れなくなって最悪なので、やはり誰にも話さず秘密裏に転職活動をするのが最善でしょう。
ビジネスダイアリーを見られた
転職者の中には仕事の予定と転職の面接予定がダブらないよう、ビジネスダイアリーに転職面接の日程を書き込んでしまう人がいますが絶対にNGです。
ダイアリーはいつ上司や同僚に見られるかわかりません。
デスクで確認している時に、不意に後ろから「あれ?○日に書き込んである企業ってうちの取引先だったっけ?」などと言われたら、もう半分以上バレてしまったようなものです。
不注意で転職活動がバレてしまわないよう、転職面接の予定などは転職専用のノートに書き込みましょう。
勤務先の電話やメルアドで転職サイトを使ってしまった
また、勤務先から支給されている電話を使って転職先と電話したり、会社のメルアドで転職エージェントとやり取りするのも、転職活動がバレる理由になります。
転職活動がバレるだけでなく、社内アドレスで転職活動をしていることが応募企業にバレれば社会人としてのモラルを疑われます。
当然、採用においても不利になる可能性が高いので要注意です。
急に有給を取得し始めた
今まであまり有給を取得してこなかった人が急に有給を連発したり、数日後に急な有給取得をし始めた場合も転職活動がバレます。
これは、転職活動をしている人は転職先との面接のために急に有給を取得する傾向があるためで、特に長年人事を担当している人は連休目当てでも無さそうな週中に何度も有給取得をしていると、転職を疑ってくるでしょう。
一般的に月に3回以上も有給取得をする人は転職の危険サインと言われており、転職活動の内定を獲得するのにかかる応募数が18社であることを考えると、1ヶ月で複数回の有給を取得すると転職を疑われるのは仕方がないでしょう。
服装が急にスーツになった
普段は私服で出勤しているのに急にスーツで出勤し始める場合も、秘密にしていた転職活動をしているのがバレる原因となります。
転職活動の面接はスーツが基本ですが、働きながらの転職では退社後に面接を行うことになるので、効率を重視してスーツで出社する人が多いです。
しかし見る人が見れば転職をしようとしているとバレてしまいますし、匂わせにもなるので注意しましょう。
働きながら転職活動をする場合どこまで秘密にするべき?
間違っても上司に転職活動をしていることは漏らさない
鉄則中の鉄則ですが、働きながら転職活動をする場合は間違っても上司に転職を匂わすような言葉を漏らしてはいけません。
前述したように上司に転職したいことを漏らすと9割以上の確率で悪印象ですし、場合によっては会社からの嫌がらせや妨害に発展します。
上司は部下を辞めさせないことも仕事の一つですし、部下の退職が多いと自分の査定にも悪影響が出るので、あなたの事情など考慮せず自分の評価のために必死に引き留めてきます。
実際は逆効果なのですが、転職を撤回させるべくパワハラやモラハラを行ってくるパターンもあるので、少なくとも上司には働きながら転職活動をしていることは秘密にするべきです。
同僚であっても秘密にするべき
働きながら転職活動をする場合、上司はもちろん同僚にも秘密にするべきです。
要注意なのが同僚との飲み会で、同期だったりするとつい心を許して、「実はオレこの会社にはもう先がないかと思って転職活動しているんだ」と言ってしまいがちです。
しかし、人の口に戸は立てられないと言われているように、信頼していたはずの同僚経由で上司に転職活動をしていることが漏れて、前述したパワハラや嫌がらせに繋がることは珍しくありません。
また、通常時は口が堅い同僚であってもお酒の勢いであなたの秘密を漏らしてしまうこともあるので、誰かに打ち明けたくなる気持ちは分かりますが、転職活動中の言動は極めて慎重になるべきです。
親友と呼べる同僚に話すのは自己責任
同僚の中でも特に親しい、親友と呼べる間柄の人間であれば、自己責任で転職活動をしていることを打ち明けるのは一つです。
退職した後も会うほどの間形であれば、転職活動を打ち明けることで味方になってフォローしてくれる可能性があるでしょう。
一方で転職活動中だと分かった途端、態度が豹変する人もいるので秘密を話すのであれば、相手は慎重すぎるくらい慎重に考える必要があります。
例えば今まで仕事で窮地に立たされた時にいつも支えてくれた親友のような同僚も、あくまで“同じ会社の仲間”という前提で親しくしていたので、退職すると分かった途端に他人のようになったりするものです。
それがビジネスの世界なので、仮に親友と呼べる同僚がいて、転職活動を打ち明けたくなっても自己責任といえるでしょう。
働きながら転職活動をしていることは家族にも秘密にするべき?
家族でも転職を秘密にするべきかはケースバイケース
結論からいうと、転職活動をしていることを家族にも秘密にするべきかはケースバイケースと言えます。
会社関係者に転職活動を秘密にするのは鉄則ですが、物事を冷静に受け止められるパートナーであれば、「こういう理由で転職を考えている。転職先は○○で今よりも▲▲によって生活が良くなるから転職活動に協力してほしい」と話してみると、秘密にするよりもプラスに働く可能性が高いです。
もしかしたら「せっかく転職するならもっと残業が少なくて、子どもと過ごす時間を作れる会社を選んでほしい」というように、パートナーから要望もあるかもしれません。
愛する妻(夫)にも転職活動を秘密にすると、逆にいざ打ち明けた時になぜ相談してくれなかったのか、と落胆されてしまうこともあるので、可能であれば秘密にせず夫婦でお互いに納得できる形で転職を進めるのが理想的です。
家族でも転職を秘密にした方がいいケースもある
しかし、転職を妻(夫)に打ち明けることが、かえって転職活動にとってマイナスになってしまう場合もあります。
よくあるのが妻が心配症であったり、今より規模の小さい会社への転職を検討している場合で、「せっかく一部上場の会社に勤めているのに何でわざわざ転職するの?」「今より給料が安くなるのに転職したら生活はどうなるの?」といった具合に足を引っ張られてしまいます。
これは通称『嫁ブロック』と呼ばれており、人事担当からすれば内定を出した有能な人材が妻の妨害で内定辞退をするケースが非常に多く悩みのタネとなっているようです。
また、自分の妻と会社の同僚が知り合いだったり、結婚が社内恋愛だったりすると何らかのタイミングで転職活動がバレる危険性が高いです。
この場合も働きながら転職をしていることは秘密にしておいた方が賢明でしょう。
働きながら転職活動をするメリット
働きながら転職活動をするメリットとして、主に以下のようなものがあります。
- 収入がある状態でじっくり転職活動ができる
- 職歴に空白期間が発生しない
- 万が一良い企業が見つからない場合に残る選択肢が取れる
逆に退職後に転職活動をすると、前述した金銭面の不安や空白期間が発生して転職に不利になるリスクがあるのでおすすめしません。
働きながらでもバレずに転職活動を進める方法
秘密裏に退社後と休日で転職活動をする
働きながらでもバレずに転職活動を進める場合、平日に有給休暇をとって面接にいくのは最小限にとどめ、可能な限り退社後の時間や土日などの休日を活動時間にあてるようにしましょう。
前述したように転職活動や面接のために頻繁に会社を休むと、たとえ理由があっても怪しまれたり、転職を悟られてしまうものです。
特に月に3回以上も有給を取得してしまうと怪しまれるリスクが高いので、準備を含めた転職活動は就業後や土日に行うべきです。
とはいえ、どうしても平日の日中でなければ面接ができない企業の場合は、何とかそれらしい理由をつけて有給休暇を取る必要があるでしょう。
また、同じ週に何社も面談を行うようなスケジュールを組むと体調を崩してしまうこともあるので、自分の体力とも相談しながら休む時は休みましょう。
オンライン面接のある企業を狙う
働きながら転職活動をしている人は短期間で何度も有給休暇を取得するという認識を逆手に取って、オンライン面接に対応している企業を狙うのも効果的です。
オンライン面接は移動時間がかからず、日程の自由度も高いので有給を取得しなくても面接を受けやすいです。
例えば休憩時間に駅の「STATION BOOTH」にサッと行って面接を受けて、何食わぬ顔で会社に戻るといったこともできます。
対面面接を実施している企業に応募するよりも、バレる可能性は大幅に低いと言えるでしょう。
自分の代わりに動いてくれる転職エージェントを利用する
自分で全ての転職活動をするのではなく、転職エージェントを活用して代わりに動いてもらうのもおすすめです。
転職エージェントを活用すると求人の検索や履歴書の添削、面接日の調整、条件交渉といった転職活動の手間を一部代行してくれるので負担が減ります。
また、離職率や社内の雰囲気といった自力では調査が難しい、時間がかかることも代わりに調べて教えてくれます。
転職活動でやるべきことが減れば、当然ふとした時に転職がバレるリスクも下がるのでおすすめです。
秘密で転職活動する方法まとめ
今回は秘密に転職活動をする方法について紹介しました。
働きながら転職活動をするということは並大抵のことではありません。
転職を考えていることが会社にバレたら大変なことになりますし、中には上司からいじめを受けたり、いきなり窓際に飛ばされる人までいます。
「いっそのこと退職して、失業保険をもらいながら新しい仕事先を探したい」と思うかもしれませんが、家庭を持っていると収入面の不安もあって、そうもいかないのが現実です。
できれば会社で働きながら、転職活動がバレないようにあの手この手で工夫し、就職先が見つかった後で退職願を出すという無難なルートを歩きたいものです。