転職で年収アップする方法6選!相場や後悔の事例も解説
転職をすると年収がアップする人もいる一方で、むしろ前職よりダウンする人も少なくありません。
そこで今回は転職を年収アップで成功に導くための方法や事例などを紹介していきます。
転職で年収アップの相場金額や注意点などっも解説しているので、参考にして下さい。
転職で年収がアップする方法!
同職種へ即戦力として転職する
転職で年収アップを図る場合、今までやっていた職種に経験者枠、即戦力として転職するのが確実です。
「即戦力として入社後すぐに成果を出してくれる人材なら、多少高い給与を払っても採算が合う」と考える企業は多いので、そんな会社に転職することで収入アップが期待できます。
スキル次第では、一気に100万以上の年収アップも見込めるでしょう。
年収に繋がる資格を取得する
転職で年収をアップさせた人は、転職前に年収に直結しやすい資格を取得するのもおすすめです。
例えば不動産業界であれば宅建の資格を取得してから転職をすることで、今よりもほぼ確実に年収がアップします。
他にもエンジニアであればTOEICで高得点を取得して、英語力を身に着けてから外資系に転職をすれば、年収が大幅にアップするでしょう。
上記のように自分の現職に合わせて、有益な資格を取得してから転職をすることでも年収のアップが見込めます。
成長する見込みが高い企業に転職する
転職で年収アップしたい人は、成長する見込みのある企業に転職するのも重要です。
企業側からすると「無い袖は振れない」という現実があるので、余裕のない企業に転職しても年収アップは見込めないでしょう。
年収アップが見込める企業はほぼ例外なく業績が安定していて、これから更に成長する見込みが高い企業です。
そのため、転職をする際は企業研究をしたり業界の将来性を調査した上で、社員に高い報酬を支払えると確信できる企業を選びましょう。
次年度以降で年収が上がる企業に転職する
一時的に年収がダウンしても、次年度以降で年収アップが見込める企業へ転職するのも一つの方法です。
例えば契約時に「初年度は700万円だけど、◯◯の成果を出してくれれば次年度から年収1,200万円を提示できます」という約束を取り付けてくれる企業は、最終的には大幅な年収アップが見込めるでしょう。
経験者であっても活躍できる保証がないのにいきなり高い給与は払えない、と判断する企業は少なくありません。
逆に言えば成果を出せる人間には惜しみなく報酬を支払える企業なので、スキルに自信があれば次年度の年収アップを見越して転職するのはアリでしょう。
平均年収が高い業界に転職する
当たり前ですが、そもそもの平均年収が高い業界に転職することでも、年収アップが期待できます。
極端な例ですが、平均年収が1,000万円を超える弁護士や医者に転職すれば、間違いなく今より大幅に年収が上がるイメージです。
弁護士や医者は資格が必須なので無理ですが、無資格でもなれて平均年収が高いITエンジニアや不動産営業に転職することで年収アップが見込めます。
どちらも転職後に勉強や努力は必須ですが、スキルを身につければ年収1,000万円も十分に視野に入ってきます。
転職エージェントに年収アップする求人を紹介してもらう
転職で年収アップしたい人は、転職エージェントに登録して今より高収入の求人だけを紹介してもらうのも手でしょう。
当たり前ですが、今より高収入の求人だけが紹介されるので、内定をもらえれば確実に年収がアップするのがメリットでしょう。
高収入求人を紹介してくれる転職エージェントとして代表的なのが、「BIZREACH(ビズリーチ)」や「リクルートエージェント」です。
登録すると専属のコンサルタントが担当者に付き、場合によっては企業に給与を交渉してくれます。
直接金額の交渉をすると経営者や担当者の機嫌を損ねてしまう危険もありますが、エージェントであればノーリスクで年収をアップさせてくれるので安心です。
転職による年収アップの相場や金額は?
転職による年収アップの相場ですが、年収の5%~10%アップというケースが最も多いです。
ただし、転職が成功した人の中には年収が100%以上アップしたケースも珍しくないので、業種にもよりますが大幅な年収アップも可能でしょう。
逆に未経験の業種に転職する場合、年収がダウンしてしまうケースもあるので注意しましょう。
転職で年収アップするための注意点
転職サイトの額面の数字だけで転職しない
転職で年収アップをするためには、求人の額面だけを見て転職しないよう注意して下さい。
例えば転職サイトの給与欄に「年収800万円」と書いてあったとしても、それはほぼあり得ないモデルケースで、実際は1年目は年収500万円からスタートするような企業もあるからです。
また、同じ年収800万でも年俸制を採用している場合、残業代や家族手当、住宅手当などが一切出ず、実質的な収入は年収700万円の企業の方が良い場合もあります。
また、年収が低くても海外への社員旅行や保養所などの福利厚生が充実していれば、数字では見えない恩恵も受けることができるでしょう。
退職金や残業代も計算した上で年収を判断する
また、転職で年収をアップさせるためには、退職金や残業代もしっかりと計算して下さい。
これは年収が多少上がる代わりに退職金が一切ない企業に転職するのと、退職後に2千万円の退職金をもらえる今の企業では、前者の方が長い目で見ると損をする可能性があるからです。
また、年収がアップしても見込み残業代が45時間含まれている企業よりも、年収はそのままで残業代を45時間稼いだ方が、実質的な収入は多い場合もあるので注意して下さい。
転職で年収をアップさせるには、パッと見の手取りが増えるかどうかでなく、最終的な収入もしっかりと考えて下さい。
年収アップの基準が明確な企業に転職する
転職で年収アップしたい場合、年収が上がる基準が明確になっている企業を選ぶようにして下さい。
年収アップの基準がいい加減な企業だと、実際に転職しても何やかんや理由を付けられて年収が上がらなかったり、2年目に昇給が発生しないリスクがあるからです。
また、「成果を出したら2年目で年収400万アップ」という条件を提示した企業に対し、具体的な成果の内容や、実際に年収400万アップした人を教えて欲しいと伝えると、「実は現在はその年収を確保している人はいないのですが、頑張ればきっと…」というふざけた話になる企業も存在しています。
現実に成果を出したり、提示した年収を得ている人が存在しないような企業に転職しても、年収アップは見込めないでしょう。
30歳以上の人は在職中に内定を獲得する
30歳以上で転職で年収アップしたい人は、必ず在職中に転職活動を行って内定を獲得しておきましょう。
余程のスキルがない限り、30歳を超えた時点で転職をするとむしろ年収ダウンに繋がる可能性が高いからです。
また、30代以上の人が退職後に転職活動をすると、内定が中々もらえず日々減っていく貯金のせいで年収がダウンする転職も受け入れてしまいがちなので注意して下さい。
エンジニアとして優れたキャリアを積んできた人は、たとえ50歳を過ぎても難なく転職で収入アップを実現できるでしょうが、世の中では「転職するなら20代まで」という常識がまかり通っているので、30代以降の転職で年収アップをしたいなら慎重に石橋を叩くつもりでいきましょう。
転職によって年収がアップする人の割合は?
40.4%が転職で年収が増加、減少は36.1%
厚生労働省の「直前の勤め先及び現在の勤め先の状況」によると、転職によって年収が「増加した」と答えた人は40.4%、「減少した」と答えた人が36.1%でした。
そのため、転職をすれば5人に2人は年収がアップする計算となります。
ちなみに「変わらない」と答えた人が22.1%でした。
25~29歳をピークに転職で年収アップが難しくなる
この結果だけを見ると、転職すると年収が上がる人が多いと思ってしまいますが、年齢別に分けてみると怖い結果が浮上します。
転職で年収が「増加した」と答えた人は25~29歳では47.1%いますが、45~49歳では36.2%と激減し、逆に「減少した」と答えた人が39.3%と上回るという結果になるのです。
つまり、若い頃は転職によって収入がアップしても、年齢が高くなるにつれて転職による収入アップを図ることが難しくなるということです。
40歳を超えると転職で年収がダウンする人の方が多い
同調査で、転職で逆に年収が減少する人の割合が、増加する人の割合を超える分岐点は40~44歳でした。
そのため、40歳以上の人が転職で年収アップを狙う場合、若い人材よりも真剣に収入アップの方法を真剣に考えなければ、むしろ転職で年収がダウンしたという事態に陥る確率が非常に高いでしょう。
40歳以上でも転職で年収アップは不可能じゃない
年齢が高くなるにつれて転職で収入アップが難しくなると書きましたが、決して不可能ではない点に注意して下さい。
むしろ、年収がアップした人の割合は25~29歳が最も多いのですが、年収が3割以上増加した人の割合では40~44歳が最も多い結果が出ているからです。
3割といえば年収500万円だった人は650万円、年収700万円の人は910万円にアップするということなので、生活にもかなりゆとりが出るでしょう。
40代以上の人材はこれまでの経験や管理職としてのキャリアを高く評価される傾向があるため、ハイクラス向けの転職エージェントを活用すれば、実力のある人は大幅な年収アップが期待できるでしょう。
転職で年収アップして後悔することはある?
結論から言うと、転職で年収がアップしても後悔することはあります。
年収アップを目的に転職している場合、収入が増えるのに後悔なんてするはずがないと思うでしょう。
しかし、実際は転職で年収はアップしているにも関わらず、人間関係の不和、どれだけ残業しても終わらない仕事量、想像と違いすぎる仕事内容といった要因で、後悔する人は少なくないです。
せっかく転職で年収がアップしたのに後悔するような事態を回避するには、「転職会議」などの口コミサイトを確認したり、転職エージェントを活用するなどして事前に転職先の残業時間や人間関係などの実態を把握するのが大切です。
年収アップの転職で希望年収を聞かれた場合の回答は?
基本的に正直に希望年収を伝えて良い
結論から言うと、希望年収を聞かれた場合は正直に自分の希望する年収を伝えてしまって大丈夫です。
日本人らしく、謙虚に希望年収を伝えず我慢して働いていても、それこそ後々になって後悔する可能性が高いからです。
もちろん、希望年収を伝えたからといって、その希望が100%通る保証はありません。
ただ、仮に希望が通らなかったとしても「あの時に希望年収を伝えていればもっと良い暮らしができたのに」と悶々としながら働くよりも、伝えたほうが絶対にモチベーション高く働けます。
希望と同時に根拠も伝える
ただし、希望年収を伝える際は同時に自分がその年収を希望する根拠も伝えましょう。
自分のスキルや実績のポートフォリオなどがあると、それを根拠にこれだけの年収を払う価値がある人材だとアピールできるでしょう。
不安な人は希望年収は600万円ですが、最低でも500万円はいただきたいです、と最低額と希望額を一緒に伝えてみるのも効果的です。
実際に転職で年収アップした人の口コミ・事例
次に実際に転職をして、年収がアップした人の口コミや事例を紹介していきます。
転職で年収が100万以上アップしたエンジニアの事例
2年で転職した年収が上がった人の事例
会社の倒産時に転職したら年収がアップした事例
転職したら激務だったけど年収がアップした事例
転職で年収がアップしたのに仕事が楽になった人の事例
転職をすると年収アップと引き換えに激務になることも多いのですが、むしろ転職で仕事が楽になる人も少なくありません。
これは主にブラック企業から転職するケースで、ブラック企業では激務な割に人材を異常なほど安く買い叩いています。
そのため、いざ転職をすると適切な仕事量と報酬により、仕事は楽になって年収が大幅にアップするというバグのような現象が起きます。
転職で年収アップする方法や事例まとめ
今回は転職で年収をアップする方法や、実際に年収がアップした事例などを紹介しました。
転職によって収入をアップするのは容易なことではありませんが、努力をすれば十分に可能です。
例えばTOEICで英語力を身につけた上で今の業種で外資系に転職すれば、年収が大幅に上がる可能性が高いでしょう。
心から納得できる収入が得られる企業に転職するには、焦らずにコツコツと準備をして、実態や待遇をしっかりとチェックして選ぶことが重要です。