公開:2023年2月28日

転職で必須な将来像や理想像の描き方！面接で聞かれた際の答え方や例文も紹介

転職する成功させるには5年後・10年後・20年後の自分の将来像や理想像を描くことが重要です。

そこで当記事では転職をする際に大切な自分の将来像や理想像の描き方や、転職で将来像やキャリアを聞かれた際の答え方などを解説します。

転職で必須な将来像や理想像の描き方！

まずは転職に向けて行動する

転職で将来像や理想像を描くには、まず行動することが大切です。

たとえば転職エージェントに登録して、自分のこれまでのキャリアや目標から理想の将来像を教えてもらうと良いでしょう。

自分の中だけで将来像や理想像を描くのは大変ですが、転職エージェントは転職のプロなので、「こういうキャリアで○○が目標」であることを伝えることで、目指すべきアドバイスをもらえます。

友人や先輩に相談して理想を見つける

友人や先輩に理想の将来像について相談してみるのもおすすめです。

友人の話が刺激になることもありますし、「転職のために将来像が必要だけど、なかなか見つけられなくて」と相談すれば、何かしら良いヒントを与えてもらえる場合もあります。

ビジネス書やインターネットを参考にしてみる

また、ビジネス書を読みあさってみたり、インターネットでさまざまな情報を取り入れてみるのもおすすめです。

情報を取り入れれば取り入れるほど、自分自身の可能性の幅が広がり将来像や理想像も見えてくるでしょう。

理想を現実にできる会社で働くイメージをする

自分の理想や将来が見えてきたら、その将来像を現実にできる会社で働くイメージをしてみましょう。

「誰もが憧れる大企業で年収1,000万を達成して、自分を馬鹿にした人間を見返してやりたい」という理想があれば、それを達成できる企業で働いている自分をイメージして下さい。

転職を成功させるにはイメージトレーニングが重要であるように、その会社で働いている理想の自分を描くのは大切です。

自分がなりたい将来像を文章で明確にする

自分が描いた将来像を、文章で明確にする作業を行うのも大切です。

文章にすることで自分の中で整理ができるだけでなく、応募や面接の対策としても効果的です。

というのも面接では「あなたの理想とする将来像を教えてください」といった質問をされることがよくあります。

そこで事前に自分の将来像を文章でまとめておけば、面接で質問された際にスムーズかつ説得力のある回答ができるでしょう。

面接官は将来像を尋ねることで「この人は会社に入ったらどんな貢献をしてくれるのだろう？」ということも知りたがっているので、自信を持って自分の将来像を語れれば絶好のアピールとなります。

転職で将来像や理想像を描くのが必須な理由

面接で聞かれるから

大半の企業は面接で「将来像（理想像）はありますか？」といった質問をしてくるので、事前に脳内で描いておくのが必須と言えるでしょう。

面接官が将来像や理想像を聞いてくる理由は様々ですが、転職者の将来像と自社の方向性や目標が合致しているかを確かめる目的である場合が多いです。

本人と企業が目指す将来像や理想像が別物だと、早期退職のリスクやミスマッチによるモチベーションの低下が考えられるからです。

理想の将来像があると入社後の意欲が違ってくるから

転職において将来像や理想像を描くのが必須とされる理由として、入社後の意欲が全く違ってくるというものがあります。

目標や将来像がない人は惰性で働いてしまい、将来像が定まっている人と比べるとやる気がありませんし、ちょっとしたことで退職したくなります。

「自分がなりたい将来像が描けない」という人も意外と多いと思いますが、自分が理想とする将来像を描いて転職先を決めるのと、そうでないのとでは、入社後の意欲がかなり違ってきます。

また、転職して後悔する確率も低くなるので、理想の将来像を描くことは5年後・10年後・20年後を充実させるためにも非常に重要なことです。

将来の理想像を描くことで現実になるから

理想像や将来像を描いて努力することで、それが現実になるのも転職で将来像が必須な理由です。

かつては「将来はこんな生活をしていたい」と言っても「何をそんな夢みたいなことを」と一笑されるのが当たり前でした。

しかし、今は努力をしてスキルや実績を身につけるほど良い仕事に就ける時代なので、夢や目標となる将来像をイメージしながら転職活動をすれば不思議とそれに合った転職先が目の前に現れるでしょう。

逆に将来像や理想像がない人は、努力もできずに待遇の悪い、低収入の職場で働き続けることになりやすいです。

20代はあえて将来像を描かずに突き進むのもあり？

もしあなたが20代であれば、あえて将来像を考えずに、自分が興味のある転職先をストレートに選んで突き進むという方法もあります。

なぜなら、20代であればたとえ失敗してもいくらでも取り返しがきくからです。

さすがに30代・40代となるとそうもいきませんが、若い頃の失敗はその後の転職先で活躍するための貴重な経験となることも少なくありません。

「20代の頃はプロの写真家を目指して就職したけど、30代を目前に企業の営業職に就いた。あの頃夢に向かってがんばったように、転職先でも一生懸命がんばって会社のトップセールスマンになることができた」といったケースは少なくありません。

もしあなたに失敗をバネにしてがんばれる強さと覚悟があるのなら、5年後・10年後のことまで考えず、今本気でやりたいことに向かって突き進むのもひとつの方法です。

将来像や理想像を描いて転職を成功させた体験談

地元での転職を希望し5年後に年収1,000万円を達成したAさん

では、次に将来像を描いて理想の転職先を見つけたAさんの例をご紹介しましょう。

「地元に帰って親と同居したいので、茨城県の不動産会社に転職したい」という希望を持つAさんは、「不動産のスペシャリストとして、5年後には年収1,000万円以上を稼ぎたい」という将来像を描いていました。

そこで転職先を探すにあたって、大手転職サイトで「所在地：茨城県、職種：不動産業、年収600万以上」の条件で検索をして、出てきた不動産会社の詳細情報を一件ずつチェックしました。

そして会社の成長性や、キャリアアップができる環境、先輩社員の年収例などを確認した上で、この会社に転職すれば数年で年収1,000万円を達成できると判断した会社を3社選びました。

面接で将来像と貢献できることを伝えた例文

Aさんは1社ごとに理想とする将来像と、それを実現するために転職先で何をしたいかを書き出しました。

そして面接の際に「あなたの将来像を教えてください」と質問された際に、以下のように答えました。

「私は将来的に地元である茨城県で、不動産のスペシャリストになりたいと考えております。現在、妻と2歳の子供と東京でハウスメーカーの営業をしているのですが、子どもが過ごしやすい茨城に戻って両親と暮らすことを決めてます。転職後は腕を磨き年収1,000万円以上を稼げるようにがんばりたいと思っています」と具体的な将来像を語りました。

その具体性からAさんを採用すれば長く働いてくれそうだと判断され、無事に転職を成功したのです。

理想の将来像を見据えたことで全ての応募先から内定をもらったBさん

Bさんは30代で転職をするにあたり、自分の理想の将来像を描きました。

面接では自分の将来像と培ったスキルを元に、会社に対してどのように貢献できるかを以下のように伝えました。

過去の努力と将来を絡めた例文

「私はこれまでWeb開発やシステム設計など幅広い業務に携わってきましたが、特にフロントエンド開発が得意です。最新の技術動向やツールを常に学んだり、他のエンジニアとコミュニケーション取りスキルアップを心がけてます。貴社はフロントエンド開発に力を入れており、多くのユーザーから高い評価を得ていますので、貴社に入社したら将来的にユーザー体験やデザイン性に優れたWebサービスを提供できるようなエンジニアになりたいと思っています」

Bさんは上記のように応募先に合わせた将来像を語った結果、面接官から評価されて応募した5社すべてから採用内定の通知をもらいました。

Bさんは内定を獲得した5社の中から会社説明会や面接の際に感じた職場の雰囲気、社長の人間性などを総合的に判断し、最終的に1社を選んで転職を決定しました。

自分の理想とする将来像が見えていると、応募先の企業も「この人はこういうビジョンをもって、当社にこういう形で貢献してくれる人だ」ということが良く見えるので、採用される可能性がグンと高まります。