スカイプ面接の対策10選!当日までの流れやイヤホンが失礼かも紹介
新型コロナウイルスの流行による転職活動の変化に伴い、最近はスカイプ面接を取り入れる企業が増えています。
そこで当記事ではスカイプ面接(Web面接)の当日までの流れや、面接を合格するための対策、質問が多いイヤホンが失礼になるかどうかなどを紹介しています。
増加しているzoom面接にも流用できる内容となっていますので、参考にして下さい。
そもそもスカイプ面接(WEB面接)とは?
webを活用した面接
スカイプ面接(WEB面接)とは、遠距離にいる面接官と転職希望者が、スカイプを使って面接を行うスタイルのことです。
チャットや音声通話・ビデオ通話を通して24時間どこでもコミュニケーションができるので、近年は様々な企業で導入が進んでいます。
スカイプ面接の他、最近はzoomで面接をする企業も増えているようです。
勤めながら転職先を探す時間のない人や海外にいる人、地方から都内の企業の面接を行う人にはとても便利でしょう。
企業側もメリットが多い
スカイプ面接は社員を採用する企業側としても手間やコストを削減できるメリットがあります。
また、自宅でリラックスすることで転職希望者の本音も引き出せるので、入社後のミスマッチが回避しやすく、スカイプ面接を導入する企業が増える一因となっています。
今後もスカイプ面接を導入する企業が増えていくことが予想されるので、画面越しでも自分の魅力を伝えられるようになれば転職活動がグッと楽になるでしょう。
スカイプ面接(web面接)の準備や当日までの流れ
では、次に実際にスカイプ面接を行うまでの準備や流れについて紹介します。
まずはカメラに映ることを前提にした準備をする
スカイプ面接を受ける場合、まずは面接が決まった直後にカメラに映ることを前提とした準備をしておきましょう。
例えば髪型やメイク、服装は実際に対面面接で見るのと、スカイプ面接で画面越しに見るのとでは完全に別物です。
スカイプ面接は自宅で行うことが多いので、どうしても髪形やメイク・服装が適当になってしまうため、実際にカメラの前に立って自分がどのように見えるかをチェックする必要があります。
画面上に映る自分の第一印象は、通常の面接の第一印象と同様に重要だということを自覚して、準備をしっかりと行いましょう。
数日前までに:インターネットの接続を確認しておく
スカイプ面接の数日前までには、面接を受ける場所のインターネットの接続を確認しておいて下さい。
当たり前ですがスカイプ面接は当日にインターネットに繋がることが絶対条件なので、万が一当日にネットに繋がらないような事態になれば最悪です。
不測の事態なので電話やメッセージでお詫びをすれば面接官も「日程を変更しましょうか」と言ってくれますが、マイナス印象を与えてしまうのは確実です。
面接の数日前にはスカイプがインターネットに繋がるか確認し、当日の1時間前にも再度確認することをおすすめします。
友人などに頼んでスカイプを接続し、カメラの状態なども確認しておくとベストです。マイクの音量も、適切な音量に調節しておきましょう。
数日前までに:採用担当者にスカイプIDを教える
スカイプ面接が決まったら、遅くとも数日前までには採用担当者に自分のスカイプIDを伝えておきましょう。
当日にIDを教えるようなことになると、グダグダな雰囲気になってしまったり、場合によっては段取りが悪い応募者と思われて評価が下がってしまいます。
なお、普段からスカイプを使っているという方はその際にニックネームを本名に変更するのを忘れないで下さい。
ありがちなのが、友人とやり取りするニックネームのまま採用担当者にスカイプIDを教えてしまうケースです。
例えばSNSのノリで「パチンコ大好きマン」「金正恩」というニックネームを使っていて、採用担当者から面接前にコイツは落とそうと判断された人もいるので要注意です。
また、スカイプに使用しているプロフィール画像や、リンク欄に自分のSNSのURLを入れている人も、マイナス評価や身バレに繋がるので注意して下さい。
前日までに:照明の位置を工夫しておく
スカイプ面接をする前日までには、照明の位置や強さを工夫しておきましょう。
照明の位置が悪いと顔が暗くなったり、第一印象に悪影響が出てしまう可能性があるからです。
写真写りを良くするためにカメラマンが照明に気を配っているように、スカイプ面接で見た目の第一印象を良くするためにはある程度の照明の調節は必要です。
できるだけ明るく好印象に見えるように、照明のベストポジションや強さを決めておきましょう。
前日までに:イヤホンを用意しておく
照明と合わせて、持っていない人は前日までにイヤホンを用意しておいて下さい。
スカイプ面接ではイヤホンを付けた方が、面接官の声をよくキャッチすることができるからです。
スピーカーだとノイズや周囲の環境音で面接官の声が聞き取れなくなることが多いので、会話の途中で「もう一度おっしゃっていただけますか?」と伝えなければなりません。
もちろん面接官は快く応じてくれますが、言い直すことが好きな人はどこにもいないので、何度も聞き返すようではマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
さらに何度も聞き返すと余計な時間を使うので、スカイプ面接を行う際はイヤホンを付けておいた方が賢明です。
スカイプ面接でイヤホンは失礼?
面接でイヤホンを付けていると失礼ではないか?と考える人も多いのですが、結論を言うとスカイプ面接でイヤホンを付けても問題ありません。
スカイプ面接はイヤホンをつけて行う人が大半ですし、面接官もイヤホンをつけていることが多いので、面接前に断りを入れる必要もないです。
イヤホンの種類も特に指定はなく、有線でも無線でも、両耳でも片耳タイプでも特に問題ないでしょう。
自宅にイヤホンがあれば、それをそのまま流用してしまって大丈夫です。
前日までに:スカイプの「echo123」に繋いで音声を認
スカイプ面接を行う場合、前日までに一度テスト用のアカウントである「echo123」に繋いで、自分の声が聞こえるか確認しておきましょう。
問題なく音声が入っているようであれば、自分の声が聞こえづらくないか音量を確認したり、ノイズが入ってないか音質も確かめておいて下さい。
音量が極端に小さかったり、ノイズだらけなようではせっかく面接の対応が良くても台無しになってしまう可能性があるので、必ず前日までに確認しましょう。
音声に問題があるようであれば、家電量販店やコンビニでイヤホンを買い替えることをおすすめします。
当日:女性はやや濃い目にメイクをしておく
女性でスカイプ面接を受ける場合、当日はいつもより少しだけ濃い目にメイクをしておきましょう。
自宅で面接をするしメイクは薄めにしておこうと思う人もいるのですが、スカイプ面接において好印象を与えるのはその逆です。
スカイプ面接では画面を通して面接官と対面するので、通常のメイクでは顔の濃淡が弱まり、凹凸もはっきりしない状態になります。
そのため、面接受けするメイクかつ、通常よりも少し濃いめにして、どぎつくならない程度にシャドウやハイライト、アイラインなども入れて顔の凹凸や濃淡を見せましょう。
当日:パソコンの横に面接に必要なものを用意しておく
スカイプ面接の当日は、パソコンの横にメモなどの必要なものを置いておきましょう。
通常の面接で余計な物は持ち込まず、手を膝の上に置くのが鉄則なので、メモを確認しながら話すようなことは許されません。
しかしスカイプ面接はパソコンの横に物を置いても会話ができますし、メモを取ったり確認しながら面接を進めることができるのが特徴です。
場合によっては面接の回答例のページを開きながら、バレないように確認するといったこともできるでしょう。
スカイプ面接で便利なもの
スカイプ面接の際は、下記のものを画面の横に置いておくと合格に役立ちます。
- メモ用紙(面接官の話の中で、メモを取りたい内容があれば適宜書く)
- ボールペン
- 箇条書きのメモ(必要に応じて自己紹介・志望動機・自己PR・質問事項など)
- 電卓
- スケジュール帳
- 履歴書、職務経歴書
面接10分前:パソコンのスカイプにログインして待機する
面接予定時刻の10分前になったら、パソコンのスカイプにログインしてカメラの前で待機しておきましょう。
スカイプ面接の場合、スマホのスカイプはあまり歓迎されないのでデスクトップかノートタイプのパソコンからログインしておきましょう。
スマホだと画面が小さいせいで面接官の表情が分かりにくいので、応募側としても不利になります。
パソコンを持っていないという人は、面接当日だけレンタルをしても良いでしょう。
面接開始
準備が整って開始時刻になったら、いよいよスカイプ面接が始まります。
ここまで行った準備や面接対策を元に、質問に答えていきましょう。
次項でスカイプ面接を成功させるためのポイントも紹介しているので、よければ参考にして下さい。
スカイプ面接(WEB面接)を無事に成功させるための対策
では、次に実際にスカイプ面接を受けている時に、心がけるべきポイントを紹介していきます。
面接中は画面でなくカメラ目線で会話をする
スカイプ面接をする際は、画面でなくカメラに目線を向けて会話するようにしましょう。
スカイプ面接に臨む人の多くは画面を見て会話をしてしまいがちですが、面接官からすると常に目が合わないので微妙な印象を与えてしまいます。
画面でなくカメラを見ながら面接を進めることで目が合った状態になるので、面接官も安心するでしょう。
ただし、カメラの角度を間違うと面接官を見下げたり見上げたりするような感じになり印象が悪いので、カメラの位置と自分の視線がまっすぐになるよう事前に機器を調節しておきましょう。
通常の面接よりハキハキとした声で話す
スカイプ面接をする際は、通常の面接以上にハキハキと話すようにするのがコツです。
もちろん室内の音響や機器の状況にもよりますが、肉声と比べてマイクの音声は聞き取りづらいので、ハキハキ話す人の方が面接官に好印象を与えます。
面接が終わった後に即スカイプを切らない
スカイプ面接の第一印象も大切ですが、同時に締めくくるときの印象もとても大切です。
面接が終わった時点で開放感から「本日はありがとうございました!」とお礼を述べた直後に、通話を切ってしまう人が意外といます。
しかし面接が終わった途端にブチっと通話を切ると面接官から悪印象なので、必ず面接官が通話を切るのを待ってから自分も切るようにしましょう。
スカイプ(Skype)面接でトラブルが起きた場合の対処法
通信障害が発生
スカイプ面接のトラブルとして最も多いのが、急な通信障害です。
通信障害で急に画面が動かなくなる、映像や音声のラグが酷くなるといった場合は、まず慌てずにスマホで面接先の企業に連絡をしましょう。
向こうは急に通信がおかしくなったこちらを心配しているので、電話が繋がったら面接担当者や採用担当者に変わってもらい、通信障害が発生している旨を伝えて下さい。
その後の判断は企業側に任せてしまって大丈夫です。
通信障害が一時的なものであれば少し後に再開になるでしょうし、トラブルで周辺の通信が全てダウンしているようであれば、後日やり直しになるでしょう。
急に声が聞こえない・聞き取りにくくなった
通信障害だけでなく、どちらかのパソコン側の不調やバグで急に声が聞こえなくなる場合もあります。
この場合は一度スカイプ会議を終了して入り直したり。パソコンの再起動を行うと解決することが多いです。
ただし、会議を終了するにしてもパソコンを再起動するにしても、一度面接官にメッセージやスマホの電話で状況を伝えてから行うようにして下さい。
焦って無言で再起動や退出をしてしまうと報連相の出来ない人材と思われ、評価が落ちてしまう可能性があるので注意しましょう。
面接途中でパソコンやスマホの電源が切れた
面接の途中にバッテリーが切れたり、停電でパソコンの電源が切れてしまうこともあります。
この場合も一度面接官に連絡をして、バッテリー切れであればすぐに再起動を、停電であればしばらく時間がほしい旨を伝えて下さい。
上記のような事態を避けるためにも、基本的に面接前にはパソコンやスマホのバッテリーは満タンにしておくのが無難でしょう。
そもそも自宅にPCがない
そもそも自宅にパソコンがなかった、という人は事前にパソコンをレンタルしたり、大学やマンガ喫茶にあるパソコンを使うなどしましょう。
マンガ喫茶のパソコンを使う場合は、必ず喋っても良い個室を選んで下さい。
どうしてもパソコンが用意できないという場合は、事前に面接官へ「スマホのスカイプで面接をしても良いか」を確認し、許可を得ておきましょう。
当日にいきなりスマホで面接を受けるのはマナー違反です。
スカイプ面接でおすすめの場所は?
無難なのは自宅
スカイプ面接を受ける場所ですが、やはり一番無難なのは自宅です。
自宅はカフェや外出先のように余計な雑音がなく、環境を自分好みに整えられるので面接向きです。
自宅でネット回線がある家庭が大半だと思うので、通信も安定しているのもメリットでしょう。
いつも過ごしている場所なので緊張せず落ち着いて面接を受けられるので、あがり症の方にもおすすめです。
自宅が難しい人はホテルもおすすめ
自宅に子どもがいたり、ネット回線がなくて自宅が難しいという方はホテルがおすすめです。
ホテルであれば静かかつネット回線も安定しているので、面接に最適な環境が整っています。
面接のためにホテルに宿泊する経済的な余裕がないという場合は、宿泊より安い休憩ができるホテルを探したり、ネットカフェの防音室を2時間ほど借りるのも良いでしょう。
コワーキングスペースやレンタル会議室
個室のあるコワーキングスペースやレンタル会議室も、スカイプ面接におすすめの場所と言えます。
どちらもインターネット環境も整っていますし、場所によってはホテルより割安なので優秀です。
予約が必須な場合が多いので、当日に空きがなくて慌てないためにも面接日程が固まったら利用予約を済ませておくことをおすすめします。
転職エージェントの面接用ルーム
転職エージェントの面接用のルームも、スカイプ面接におすすめの場所です。
転職エージェントによっては、利用者が無料で面接向きの静かな個室を貸してくれます。
面接用の部屋なので当然インターネット環境も整っており、ライトや背景もスカイプ面接に最適化されているので、自分で準備を整える必要がないのもメリットです。
仕事が忙しい人は車の中もあり
在職中に転職活動をしていて忙しい人は、お昼休みや休憩中に車の中で面接を受けるのもおすすめです。
車の中でスカイプ面接は失礼なのではないかと考える人もいますが、事前に伝えていれば特に気にする面接官はいないでしょう。
特に在職中に転職活動をしている場合、向こうも忙しいことは分かっているので、むしろやる気のある人材と評価される可能性もあります。
仕事が終わる時間が遅くて面接日程の都合がつかないという人は、積極的に車内でのスカイプ面接をしてみましょう。
カフェでの面接はおすすめしない
よく質問されるのですが、カフェでのスカイプ面接はあまりおすすめできないので注意して下さい。
スカイプ面接を受ける際、「自宅を見られたくない」「部屋を片付けるのが大変」「家族がいる」などの理由で、カフェでスカイプ面接を行う人は少なくありません。
しかし、カフェでスカイプ面接をすると他の客の声が聞こえたり、従業員の姿が背景に映ったりするため落ち着きませんし、環境音で相手の言葉を聞き取れない場面も出てきます。
やはり自宅の部屋を片付けて面接場所にするのが一番良いでしょう。
スカイプ面接(WEB面接)できる転職先の探し方
転職エージェントを活用する
スカイプ面接のできる企業を探している方は、まずは転職エージェントに登録しましょう。
登録すると専属のコンサルタントが付くので、「スカイプ面接に対応している企業を紹介してくれ」と伝えれば、対応している企業だけをピンポイントで紹介してもらえます。
もちろん応募できる企業は限られてしまいますが、ハローワークやタウンワークでスカイプ面接に対応している企業を探すよりずっと確実です。
本来はスカイプ応募を受け付けていなくても、コンサルタント経由であれば特別に対応してくれる企業も見つかるので転職エージェントはおすすめです。
大手の転職サイトを活用する
スカイプ面接ができる企業を探す場合、大手の転職サイトに登録するのもおすすめです。
中小規模の転職サイトではスカイプ面接に対応している求人が少ないので、求人の多い大手に登録するのが重要です。
転職サイトに登録後、検索欄に「スカイプ面接」「WEB面接」といったワードを入れて検索することで、スカイプ面接に対応している企業の求人が出てくるでしょう。
スカイプ面接を採用している企業は時代の波に乗ろうとしている将来性のある企業なので、転職後も後悔しない可能性が高いでしょう。
スカイプ面接の流れや対策まとめ
今回はスカイプ面接の流れや対策などを紹介しました。
転職の面接といえば応募先の企業に出向くのが当たり前でしたが、今は昼間や夕方にスカイプで面接を行う企業が増えてます。
特に海外ではスカイプ面接が浸透している国が多く、今後は日本でも導入する企業が益々増えていくでしょう。
今回紹介した内容はスカイプ面接だけでなくzoom面接にも流用できるので、参考にして内定を獲得しましょう。